美しいものを探して…今年の終わりに。
でも、この石の正式名称はゾイサイトといいます。
うーん。
ゾイサイト…ちょっと怖いイメージ
名前は怖いけど、この石の美しさに目をつけたのはティファニー。
タンザニア産の石、という意味と、タンザニアの夜がダブルミーニングの、良いネーミングですよね。
さすがティファニー。
この石、幸運が重なりクマンマンのもとへやってきましたが、さてさて、どんなジュエリーにしよう…
と、1年半以上も寝かせていました。
実はタンザナイトという石に、あまり興味はありませんでした。
タンザナイトのほとんどが(まあ宝石のほとんどとも言えますが)、加熱処理されていること。
不自然なほどの青色に、違和感を感じていました。
でも、この石は、自然な色合い。
ふわっと輝いてテリもよく、清々しい雰囲気。
実はこの石、ティファニーがタンザナイトと名付ける前の、非加熱石でした。
なかなかのオールドストック。
つまりキミはゾイサイトくんじゃないか!w
今年も幾つかの新しいデザインのジュエリーを作ることができました。
Cahaya Bintangと名付けたデザインに、僕はちょっと恋をしていて、ああ、今こそゾイサイトくんに、このデザインを纏ってもらおうじゃないか、ということになりました。
クマンマンの職人さん、ジュエリーが仕上がると、奥様に身につけさせて写真を撮ってくれます。
うん!
やっぱりこのデザインで正解!
世の中には沢山の素敵なジュエリーがありますよね。
インスタを見たりしてるとクラクラしてきます。
高価なもの、希少なもの、豪華なもの…
いつも考えるんです。
クマンマンらしいものって何だろう?
クマンマンらしいジュエリーって何だろう?
って。
豪華さや高価であることって、競って行ってもキリがないなと思うんです。
希少な石、それも大きなものをつかって、沢山ダイヤを散りばめて…というようなことは、やろうと思えばどこのブランドだってできる。
(うちはちょっと資金的にキビシイですが^^;)
クマンマンのジュエリーには、もっとさりげなく、でも本物が持つ力と共に、寄り添ってくれるような存在でいてほしい。
石も選りすぐり。
職人の腕も確かです。
デザインする僕と、職人の思いの結晶です。
毎日身につけて、ふとした時に目に入れば、美しさに気持ちがワクワクするようなジュエリーを作りたい。
今年もそんなものづくりをさせていただきました。
売るだけじゃなく、クマンマンを好きになってくださった皆様と、モノの先にある新しい世界を共有したい。
今年は特にそう強く思った一年でした。
デフレが長く続き、経済的不安が強い中、モノを売るという難しさも、また強く感じた一年。
『お金とモノの交換』だけじゃなく、そこに存在する気持ちや人との繋がりを楽しめてこそのクマンマン!
そして、クマンマンにあるものは、美しいモノだけ‼️
人には美しいものが必要だし、美しいモノを通して人と繋がれる楽しさは特別です。
今年もお世話になりました。
いつも応援してくださって、本当に感謝しています。
来年もがんばります。