クマンマンの日常

バリ島の職人たちと作る日常着やジュエリー。クマンマンの毎日。

ジュエリー…

次回のクマンマンに向け、新作のジュエリーをあれこれ考えています。

 

クマンマンのジュエリーは、職人ありき!

彼らのアイディアや技術をしっかり見極めて、納得できるものを作ります。

 

もちろん、こちら側で作りたいものを考えるのですが、それには固執しないことにしています。

 

素材を渡すと、職人からの提案が必ずあります。

お互いの発想をぶつけていくうちに、

お!それがいいね!

と意見が一致したり。

 

時には、

わかったよ、あなたの好きに作ったらいいじゃないか!

なんて、決裂することもあります。

 

でも、職人の意見を取り入れていくこと。

これがクマンマンらしいものができる道かな、と感じています。

 

腕のいい職人が、どんどん減っています。

バリ島のバブルのような経済状態や、装飾品に対するこだわりが薄れてきたこと。

 

物価の上昇がすごいんです。

毎回まいかいバリ島に行くたび、びっくりします。

 

インドネシアは文化として、誰もが装飾品を日常的に身につけていますが、大量生産されたものや、簡単に作れるものが増えてきてますね。

当然そういうものは安いから、全て手作業のものは売れなくなってくる。

 

クマンマンのジュエリー、一つ完成するまでに、最低でも3週間はかかります。

職人の中には、時間をかける仕事より、簡単に収入を得られる仕事を選んでしまう人もいます。

オーダーも、たまにしか入らないのならば、経済的に厳しいですものね。

 

素晴らしい技術があるわけだから、それを絶やしたくないです。

インドネシアのアンティークジュエリーは、ため息がでるくらい素晴らしいものもあります。

絶やさず、さらに良いものを作りたいですね。

 

だから、まず、作り続ける。

 

特別なものです。

次回もがんばりますよ!

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