ジュエリー、身を飾るということ
婚約指輪は左手の薬指に。
心臓と繋がった血管を守るため。
ロマンティックな話です。
金属と石。
硬く強い素材は、最初は装飾というより、実用だったのではないでしょうか。
しかも、きっと地位の高い人や、豊かな人たちのもの。
高価ですものね。
実用的なものから、権力の象徴になり、いつしか身を飾る美しいものへと昇華した気がします。
金属は貴金属へ。
石は宝石に。
さらに高価で希少なもの。
素材の貴重さや美しさも大切ですが、細工の素晴らしさが重要だと思っています。
細工の丁寧さ、技法の種類。
簡単に見栄えだけ良く作るのは容易いのですが、五感、時には六感までも刺激できるジュエリーを作りたい。
真面目に、手を抜かず、手間をかけ、妥協せず。
バリ島の職人の腕、クマンマンからのアイディアを融合させて、細かいこまかいハードルを日々超えて積み重ねています。
今は特別なお客様から、一生に一度の、大切なお品のオーダーをいただいています。
今日も職人と打ち合わせ。
手応えがあります!